「アトピーにも安心 100%米粉のパン&お菓子」 * 陣田靖子


この本で、お米の粉の美味しさに目覚めました。
パンやケーキだけでなく、ちょっと新しい感じの和菓子まで。
レシピでは、お砂糖や動物性も使っていません。
アトピーの方はもちろん、米粉おやつを試してみたい…という方にも!

見た目もかわいいし、味も十分におすすめできるレシピ本です♪

   
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本は以下のように、三つの章に分かれています。
Part1:米粉を使ったパン
Part2:米粉を使ったお菓子
Part3:白玉粉と道明寺粉を使ったお菓子

米粉のパンは、天然イーストや菜種油、メープルシロップなどを使っています。
米粉で作ると、こねる作業も、二次発酵も必要ないそうです。
ゴムベラでさっと混ぜるだけ。こねてもグルテンがないので意味がないんですね。
わたしは勝手に白神こだま酵母で置き換えて作ってみましたが、
一時発酵もあっという間に終わってしまってびっくりでした。
食感はしっとりもちもち、優しい感じ。
味も作り方も、小麦粉のパンとは随分違います。

プレーンパンをはじめとして、コーンパンや雑穀パンなどのおかずパンから
クランベリー、アップル、レーズン、オレンジなどのおやつパンまで紹介されています。
また、ソフトタイプとハードタイプがあるのですが、わたしはソフトが好きでした。
(ハードは失敗したのか、固めのお餅のようになりました…)

米粉のお菓子。
これが一番よく使うレシピです。
基本のマフィン、ケーキ、ワッフル、クレープ、ドーナッツ…
ケーキもりんご、さつまいも、かぼちゃ、おからココア、バナナなどバラエティ豊か。
抹茶&あんこの和風ケーキは二層になった見た目も素敵。
それからクッキーもあります。
米粉のクッキーはけっこう固いので、薄めに焼くんですよ。

以前アップルケーキのレシピをちょっと変えたものをを友達に食べてもらったら、
「おいしい!」と。今までで一番受けが良かったです。
お米の粉で出来てるんだよ、と言ったらみんなびっくりしてました。

米粉のケーキは、かなりしっとり・もっちりに出来上がります。
うまく行けばとってもきめ細かくてうっとり…なケーキになりますが、
なぜかたまに失敗します…(汗)
たぶんレシピをいろいろといじくるのが良くないんですね。
amazonのレビューでも同じような方がいらっしゃるみたいなんですが
(意外に評価が低くてオドロキ)、わたしはうまく行くこともあるからなぁ。

白玉粉&道明寺粉を使ったおやつも、なかなかの力作です。
なかでも、豆乳で作る「あん入り白玉」がお気に入り。
胡麻あんやピーナッツあんを中に入れるので、茹でたてを食べると
中から「とろっ」とあんが流れてきて、最高においしいのです〜。
あと、このレシピ本を見て初めて道明寺粉を使いました。
桜餅を作ったのですが、なんだか和菓子上手になった気分でした。

全般的に、甘味は強め。
マクロビに慣れている方だと、甘すぎると感じると思います。
「わが家用」なら、ちょっと甘味を減らしてもいいかもしれませんね。
プレゼント用にはそのままどうぞ〜。

ちなみに使われている米粉は「リ・ファリーヌ」(製菓用の米粉)ですが、
普通の上新粉でも出来ます。(水分量は2割増に、と書かれています)
リ・ファリーヌは中国産のお米が使われている…と聞いたので、
我が家では無農薬国産の上新粉を手に入れて使っています。
精白されたお粉だと落ち着かないので、時々玄米粉を混ぜてみたり。

お米の粉って、ほんとに優しくて美味しいです。
小麦粉が「ざっくり感」なら、米粉は「ほんわり感」という感じ。
小麦粉よりも身体に残りにくい(ねばねばしない)気がします。
扱いが慣れないので難しい印象がありますが、そこはマクロビスイーツ!
混ぜるだけなので簡単です。
小麦アレルギー以外の方も、試してみてくださいね。